ごあいさつ

皆さん、こんにちは。「友情ネットプロジェクト」実行委員長の上原慎太郎です。
このサイトをご覧いただきありがとうございます。

「友情ネットプロジェクト」は、東日本大震災による原発被害の影響が大きかった福島県の子供たちを元気づけ、夢や希望を取り戻してもらおうと2013年に「復興支援団体」として創設されました。

福島県、福島県教育委員会、公益財団法人福島県体育協会にご協力いただき、多くの企業にも協賛をしていただきながら、福島県内の中学生を対象にスポーツを通じ、新しい体験や仲間のとの交流を経験してもらおうと活動を続けて参りました。

当時の環境から屋内スポーツが好まれていたことや、ご協力いただける企業や団体の人材の面からも バレーボールを中心とし「福島の未来を担う子供たちの為に、バレーボールを通じて、心と身体の成長を支援する」具体的には「年間を通じた巡回指導により、負けない心と健康な身体を作り、チームワークの大切さを学んでいただく。さらには、イベントへの参加により、他地域の子供たちとの交流を通じて、友情の輪を広げ、他人を思いやる心を学んで頂こう」と活動を続け、震災から10年を迎える2021年までに延べ8000名を超える中学生がこの活動に参加しました。

しかしながら、深刻化する少子化ならびに部活動指導員である教師の業務負担過多等を背景とした「部活動の地域移行」やコロナ禍による制約といった大きな環境の変化が起きました。また震災から10年以上経ち、東北全体としてハード面で震災復興がひと段落との雰囲気がある中にあって「友情ネットプロジェクト」は、まだ終わらない福島の復興を支援し続けていくため、未来を担う子供たちの心も育てていきたいと「ふくしま みらいびとづくりサポーター」と福島の未来を担う子供たちの、今に寄り添い、力になっていく形にプロジェクトを進化させることに決めました。

より子供たちが参加できるように、学校として対応しやすくなるように、全校生徒を対象としたアスリートの講演会を始めました。トップレベルのアスリートの体験・経験を通じて夢の大切さや、困難の乗り越え方などを伝え、中学生自らが将来を考える手助けをしていきます。また、現地である福島の実態に合わせ、より機動的に変化に対応した活動をしていくために、運営主体についても少しずつ福島に移して参ります。

「友情ネットプロジェクト」を時代に合った有意義な活動として継続していくために、我々も変化を恐れず、柔軟に対応できるようにしていきます。引き続きのご支援・ご協力をお願いすると共に、興味を持たれ、趣旨に賛同していただける新たな会員をお待ちしています。何卒、ふくしまの中学生、ふくしまの未来に絶大なる応援をお願い申し上げます。

2023年8月
友情ネットプロジェクト
実行委員長 上原慎太郎
(日本製鉄㈱東北支店長)